壊れたヒンジ | |
金無垢パイプを製作 | |
比較 | |
元のパイプを外し(もう少し削る必要があります) | 試し置き |
蓋を取り付けて | 良いですね |
ロウ付け前 | ロウ付け後 |
研磨途中 | 形を作り |
研磨後 | 取り付け |
問題ありませんね | 完璧な状態 |
完成。これで元通りですね |
歯車の新規製作となります。 元々が壊れており比較の画像でも見て頂けますが、このままでは勿論動きません。 画像ではあくまで簡単に説明しておりますが、この他にも厚み、ラチェットを嵌め込む部分には逆テーパー、 製作した歯車と重ねる歯車には隙間が必要ですのでその加工などなど様々な工程があります。 中央に開けます穴も、厳密にセンターを合わせなければなりません。 センターが合っていないと回転する時に 綺麗な円を描きませんので完璧さが求められます。 また、取り付けた後に他の歯車との接触などを見て行きますので、この部品1つだけでもかなりの時間が 掛かるのがお解り頂けるかと思います。 新規製作しました歯車はいかにも歯が噛み合いそうで良いですね! これでまた何十年と使用出来ます。 さて、100年前の懐中時計では、この様なパイプの製作方法では無い時も多くありました。 懐中時計では無く、現代の彫金作業でも同じ様なパイプの製作方法は行われている時もありますが、 当時を推測しますと、一度に多く(長く)を製作する、切開工具の質、等々の理由も関係して来たので、 工場の作業効率などで製作方法が違ってくるのは面白い所です。 結論としては、良い物が出来れば良いと言う事でしょうね。 |